「英語脳」ってなに?
「英語脳」とは、英語を英語のまま受け取り、理解し、反応できる脳の土台のことです。
日本語に訳さず、「意味」や「空気感」をそのままつかむ。
それができるようになると、単語も、文法も、フレーズも、ぐんと吸収しやすくなります。
私はこの「英語脳」を、まず一番に育てることを大切にしています。
なぜなら、この土台があるだけで、その後のすべての学びが加速するからです。
この方法で、どこまで行けるの?
基本的には「多観・多聴・多読」を通して英語脳を育てます。
この方法だけでも、次のような力が自然に育ちます:
- 海外ドラマを字幕なしで楽しめる
- 英語の音が自然に聞き取れる
- 自分の考えを英語でざっくり伝えられる
- 翻訳や試験の勉強も、吸収がぐんと速くなる
つまり、「英語脳」はゴールではなく、あらゆる学習の“スタート地点”を変えるものなのです。
他の学習法とぶつかりません

私は、他の学習法を否定するつもりはまったくありません。
世の中には星の数ほど英語学習法がありますが、どれも素晴らしく、効果のある方法ばかりです。
でもそれらは、ある程度何かしらの「土台」がある人向けのものが多いと感じています。
また、発信している人自身にも、すでに無意識レベルの英語感覚が備わっていることがほとんどです。
この“土台”がない状態で方法論だけを追いかけてしまうと、どこまでも迷ってしまいます。
私自身がそうでした。
英語学習ジプシーにならないために
いろんな方法に手を出しては、途中で止まっていました。
変わったのは、「英語をそのまま浴びる」ことを習慣にしてからです。
わからなくても、英語を聞いて、見て、触れているうちに、
「あれ? 今、英語がそのままわかってたね」という瞬間が増えていきました。
これは一度きりではなく、何度も起こります。
ある日、ぽんっとブレイクスルーが起きる。
それを積み重ねていくことで、自信が育ち、英語が「特別なもの」じゃなくなっていくんです。
多くの勉強法のように点数化して目で見て確認することはむずかしいですが、自分自身の感覚として成長を実感することができます。
だからこの方法を伝えたい
英語脳をつくるというのは、今ある勉強法の“前に”やること。
そのままでも十分使えますし、その後のすべての学びを“最大限に活かす”ための準備にもなります。
英語を英語のまま理解できるようになれば、その後どんな学習方法を選んでも吸収スピードは格段に上がります。
勉強法の本当の良さにも気づけるし、「自分に合ったやり方」が自然と選べるようになります。
これは決して遠回りではなく、むしろ最短ルート。
私は今もその実感を持ちながら、日々英語と向き合っています。