明日カノ番外編 Stairway to Heaven を読んで思うことをつらつら

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今日はとりとめもなくマンガの話でも。
SNSなんかでよく出てくるマンガアプリの広告ってよくできてますよね…
なんであんなに読みたくなるんだ…
私は明日カノ(明日私は誰かのカノジョ)の広告に吸い込まれてサイコミだけ入れてます。


明日カノ以外は終の退魔師とまさかな恋になりました。にツボっちゃってね…。
めっちゃおもろいよ…!!


正直明日カノはしんどすぎて読むのやめたいんですがやめられない…
そんな私に衝撃が走った最新番外編”Stairway to Heaven”
マンガをお勧めしたい気持ちと、半分は自分語りになってしまいますが、そんな感じで感想を書いてみました。(ネタバレはないですよ)

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まさか明日カノでヤングケアラーが取り上げられるとは

明日私は誰かのカノジョとは

マンガアプリ「サイコミ」上で圧倒的な人気を誇る「今どきの女の子のお金でつながれた関係」を描いた作品。

彼女代行・パパ活・整形依存・ホスト依存などなど
女の子を取り巻く社会問題がこれでもかというほどのリアリティで描かれています。

本編からコメント欄のみんなの感想を読むまでが「明日カノ」と言われるほど、多くの人の共感を呼んでいる作品です。

ホスト狂いの番外編でまさかのヤングケアラー問題が登場…

現在最新話はホストにハマる女の子を描いた4章の番外編。
4章の主人公・萌をホストクラブにいざなうキーパーソン「ゆあてゃ」こと「高橋優愛」の前日譚になっています。


このゆあてゃ、4章では地雷系のメンヘラホス狂として描かれているんですが
どうやら高校時代は認知症のおばあちゃんを背負うヤングケアラーだったようなのです…。



ヤングケアラーというのは10代などの若年期に家族の介護要員などとして本来大人が担うはずの役割に駆り出されている状態の子供たちを指します。
日本には4万人近くのヤングケアラーがいるとされています。


学業やその後の自立に支障が出るため社会問題として近年取り上げられるようになってきていますね…。

ヤングケアラーについて

ゆあの嫌いなものとして“田舎”というのが全面に出されていますが、実は嫌なのは“田舎”というより“逃げ場のない閉塞感”ではないかなと。

周りの皆と同じように生きようと思ったら家族を捨てるような(それに準ずるような心理的負担を伴う)選択をしなきゃいけない。

ほんとはどこか遠くに行きたい、でもそうはいかない。

ヤングケアラーも様々な形があるとは思いますが、その一つだとしても置かれている状況や精神状態、周囲との環境の差などあまりにも的確に表現されていて震えます…。

作者さん本当にすごい…。

私の場合。



私ね、元ヤングケアラーなんです。
最近になって知りました。
多分自覚のないヤングケアラー、少なくないんじゃないでしょうか。


祖父と一緒に祖母を看ていたときも合わせたら中学2年生の時から20代の真ん中まで。
小学校低学年のころ両親が離婚して母はおらず、父は自営業だったのもあって夜中まで帰ってこなかったので、主に家事と介護を私が(祖父がいたころは一緒に)していました。
諸手続きに関してはおばがやってくれました。
その点恵まれてたと思いますが、意思の疎通がうまくいっていなかったので情報をきちんと共有するということはできていなかったように思います。。


また、介護をしていたって言っても中学生・高校生の視野です。
やってるつもりで足りないこと
誰に助けを求めていいかわからずというか助けを求めること自体はばかられていて、今振り返ってみるとできていなかったこと・後悔することが本当にたくさんあります。


学校でしんどいことがあっても家族に言えない
逆に家族のことを友達や先生にも言えない


そういう中で徐々に仲のいい子に気軽に愚痴を言うこともできなくなり、ただひたすらすり減って孤立していったのを思い出します。

親も仕事が大変なのもあって、やってるつもりで実際よくわかっていなかったんでしょうね…
実は半分虐待もあって(今だから恐る恐る”虐待”と言えますが…「お前のために言っているのにやらないお前が悪い」と言われたトラウマはまだ完全に消えていません。当時はもっと。)
「勉強しろ、公立のいい高校、国立のいい大学に入れ。お金を使わせるな。」ってな感じで殴られ蹴られ痣・生傷はほとんど耐えることがなかったです。
それこそ精神的にも不安定でとても集中して勉強なんかできる状況じゃなかった。
(ちなみにその父とは大戦争を起こして、一度は縁を切ろうか・最悪しのうかとも思いましたが結果今は割と良好な関係です。こんな家もあります。)


話が少しそれましたが、そんな中で


「家族なんだから家族で看るのが当たり前」
「看れる人間が見るのが当たり前」
「そもそもお金もないし」


という考え・状況のもと家族で介護をしていて
叔母が最低限の手続きや行政サポートの窓口にはなってくれましたが、私自身が主体的に動いたり頼ったりということはとてもできませんでした。
入ってくる情報をそのまま受け入れるというような状態ですね…。




優愛の場合。

明日カノの話に戻ります。
物語の中ですでに「ゆあ」の孤立化が見て取れます。
認知症になりかけの祖母、愛されていないわけではないがなかなか家に帰ってこない父親、同級生との温度差、親友との環境の差…

向き合うしかないけど向き合いきれない現実から徐々にフェードアウトしようとしているように見えます。。

一度遊びに行った東京でナンパしてきた社会人についていきたくなる不安定な心情だったり、のちに彼女がホスト狂いになっていったのも理解できます…

安心できる居場所がほしいんだと、思います(でも向き合うしかないんですよね…)



私自身はバンギャでした…w
音楽自体が好きだったのは大前提ですが、それよりも逃げ込める居場所を求めていたと思います。
まあ20代後半に差し掛かるまで物理的に動きが制限されていたんでゆあのようなことにはならなかったのですが…。
辛い現実から目をそらせて、依存できる何かをずっと求めていた気がします。

4章でのゆあの幼い言動や人の話を聞かない姿勢も、自分の本当の姿を探られたくない、自分自身向き合えないという問題が隠れていたのかも。
私自身身に覚えがあるので、4章はずっと神妙な顔をして読んでいました…w

頼れない、頼り方がわからない

番外編にはよき理解者のような優しい親友「みぽつ」が出てきます。

「なんだ、話聞いてくれる友達いるんやん」って、思います?
この先の展開はわからないけど、私は優愛自身が彼女を遠ざけてしまうのではと想像しています。

みぽつはいい子だけど、一緒に居続けるには環境が違いすぎるんです。



私にも私の状況に理解を示してくれる友人がいました。
でもあまりにもしんどさが極まってくると、その人たちがその件に触れることまで耐えられなくなってくるんですよね…。



介護はそのうちチームみたいなのが組まれます。
医師・看護師・ケアマネさんや各療法士さんなどが入ってサポートしてくれるんですが、このサポートさえ重荷に感じることもありました。


少しでも気を抜いたら「ダメな孫」「ダメな介護者」って非難されてしまうんじゃないかって、その人たちに弱音を吐くこともできなかった。
本来ならちゃんと相談すべきなのに、どう考えて何をしたらいいのかもちゃんと分かっていなかったかもしれません…。


特に高校生ってなんだかんだ自分のこと「いっちょ前に大人」だと思い込んでるふしがありますよね。
そういう10代特有の思い込みも相まって必要以上にこんがらがっていったんだと思います。
そのことから逃れたい、でも心配されることで引き戻される。
逃げたいと思った自分に罪悪感を感じてしまう。
何も気にしていないふりをしたい。
大丈夫じゃないって思われたくない…



こうなってくるともう祖父のことより自分のことになってますね。。
本当に最低だったなって思ってます。
でもじゃあどうすればよかったんだろう…っていう思いはいまだにずっと持ち続けています。
答えが出ないんです。



本当に、あの状態誰もハッピーじゃないんです。
介護する方も、される方も。
他のヤングケアラー経験者の方と出会ったことがないのでわかりませんが、多かれ少なかれそのような葛藤を経験されているのではと思います…。

ヤングケアラーのこと改めてもっと知りたいと思った

番外編はまだ始まったばかりで、わかっている状況も断片的なんですが…
4章からずっと刺激されていた自分の過去と、ゆあの過去がなかなかに似ていたこともあってそんな思いを抱いている今です。


ヤングケアラーがどのようにサポートされているのか、恥ずかしながらまだよく知りません。
介護が終わってからの数年は自分のメンタルと体調、父・母との確執や関係の再構築でほとんど持っていかれていたので(今もですが…)、外でどういう風に認識されていて、どれくらい自分と同じような人がいるのかまでとても気が回りませんでした。
また元気になって新しい目標を得ても、まだ過去に向き合っているさなか、完全に直視できていないこともあります。

学業が妨げられる、自立に大きな影響が出るということが取り上げられている大きな問題だと思いますが、そこに隠れている家族の問題や心の問題、それを引きずったことによっておこる依存など副次的な問題もたくさんあると思います…。
介護する側もされる側も不幸せで、社会的にも不幸せな人を増やすことに繋がる…。
何とか…できないか。



私は病んでからの回復途上で心と体の関係に興味を持ち、専門的に学びたくて今大学を目指しています。
今はどうしても自分のことが最優先ですが、今の状況が一段落したら、ヤングケアラーの問題は過去の当事者として関わっていきたいなと思っています。
何ができるかはわからないけど、いずれ必ず…。
今は少しずつ情報を集めていこうと思っています。

番外編は始まったばかり…最後まで読みます、し、いろんな人に読んでほしい

まだ始まったばかりの優愛がゆあてゃになるまでのストーリー

もうね…痛い…つらい

ちょっとずつ違うけど、それでも似たようなルートだから…
過去の私も「ゆあ」みたいなものだったんだなって。
その点1章というか全体の主人公・雪は本当にえらいなすごいなと思います。
虐待された過去を持ちながらも、自分が生きていくために必要なことに向き合って淡々とこなしていく姿。
自分もそうなりたかったな…が正直な気持ちです。。。

同時に、そうはいかない、ままならない状況にある人の力になれる自分になっていきたいな、とも。


読み続けるのが辛いんですが、でも最後まできっちり読もうと思います。
あらためて自分の状況に向き合って、この問題に向き合うきっかけを与えてもらったなと感じてます今…。


そして、ぜひぜひいろんな人に読んでもらいたい漫画だと改めて思いました。
世の中いろんな問題がありますが、自分に直接影響がないことはどうしても他人事になりがちですよね。
その問題には一人一人に名前があるんだよということ、そしてその一人称の視点で、ある意味それを疑似体験できるような漫画です。
綺麗な絵に反して精神をえぐられるほどリアルな内容ですが、ぜひ。



次回はまたいつものテンションで英語のことなどでも書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださった方がいたら…こんな取り留めもない文を読んでくださってありがとうございました。

ヤングケアラー支援のページ | ヤングケアラーとは、慢性的な病気や障害、精神的な問題などを抱える家族の世話をしている子どもやティーンエイジャーのことです。子どもたちがケアする相手は親であることが多いですが、祖父母やきょうだい、そのほかの親戚であることもあります。

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