英語は逆から学べ!(海外ドラマを利用した語学学習)をロシア語で実践中です。
実際にドラマを見始めてからは今日が2日目になります。
記録は別の記事でするとして、今日は今回実践するうえで特に気を付けたいことについて書いてみたいと思います。
今回の実践で特に気を付けたいこと
『次を予想する』
これは実際本の中で何度となく登場する文句で、この学習法の基礎であり最も重要なことの一つではないかなと思います。
この学習法は『子供が言語を学ぶのと同じように学ぶ』というのが基礎になっています。
流れとしては
- 音素モデル(フォネティックス) あーとかうーとかいう音の発生のメカニズムを観察から学ぶ
- 音韻モデル(フォノロジー) その音の並び、結合時の変化やルールを学ぶ。単語が作られる。
- 統語論(シンタックス) その単語の並び、構造を学ぶ
- 意味論(セマンティクス) シンタックスと合わせてどのような意味が生まれてくるかを学ぶ
- 語用論(プラグマティクス) 統語論・意味論は1センテンスまでの内容を言うことが多く、そのセンテンスを超えての関係を学ぶ。
大体このような流れをたどるそうです。
(学術的なことは私にはわかりませんので、あくまでも全体の流れをこれらのカテゴリに分けて意識しながら実践するという程度の理解でいます)
この流れを実践するうえで大事になるのが『次を予想する』ということだと思います。
これは【聞こえた『音』や『単語』がどういう意味を持つのか、次に何がくるのかを、その文脈の中で考える力を養う】ということではないかと思うのです。

『次を予想する』をしなかった私の失敗
以前この本をかじった状態で勝手な解釈で英語学習に活かそうとして色々と失敗しましたが、その失敗のうちの一つが『次を予想する』という事を甘く見ていたことです。
実際にはどうだったかというと「困ったらすぐ字幕を見て辞書をひいちゃう」。
(これがダメな理由についてはまた別のところでまとめたいと思います)
もちろん辞書をひいたら意味が分かりますから使える言葉が増えはします。
テストでも点が取れます。
だからそれ自体は決して悪いことではないと思うのですが、【聞こえた『音』や『単語』がどういう意味を持つのか、次に何がくるのかを、その文脈の中で考える力を養う】というのには繋がらなかった気がします。
これがどれほど大切なことなのか客観的な説明はできませんが、母語である日本語では常に無意識にこれをしているので、感覚的にすごく大切なことらしいというのは今感じています。
無意識にやっているからこそこの大切さがわかりづらいのかもしれませんが、逆に言えば無意識化するほど常にやっている処理ということではないかと思います。
体験的とでもいいましょうか、
「これをしているから日本語ではほぼ自動的につかえる言葉が増えていくのかも?」
なんて考えています。(正しいかはわかりません)
現時点でどのように対処しているか
まず英語の時はある程度単語も知っていたことから、音素から意識が行っていませんでした。
「耳慣れ」ということを一つの目的にしてはいましたが、上の流れで行けば意識的にやっていたのは3以降になると思います。
この『次を予想する』というのはすべての段階においてやる必要があると思います。(というかそう書いてます。)
なので改めて、1の音素モデルを学ぶ段階において『次を予想する』を意識して順番にやるように心がけています。
現在ドラマを見始めてから2日目。
1日目は休みだったこともあって最低推奨時間の5時間は何とかクリアしました。
2日目は1時間、これはちょっと短すぎますね…なんとか時間を見つけたいところ…。
今のところ聞こえ方に変化は生じていませんが、キッチンというドラマは言葉かわからなくても状況がすごくわかりやすいので意外にもかなり楽しく見ることができています。すごいドラマだ。
多分これから徐々に、繰り返しよく聞く他の音に対しても何か引っかかりが生まれるのではないかと思います。
それを糸口に『次を予想する』を実践していきたいと思います。
コメント