どう学ぶかで結果が変わる―英語技能を育てる4つの要素

こんにちは、ぴぴです。

皆さんは英語を勉強するとき、何をやればいいかということを把握していますか?

多くの人は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を思い浮かべられると思います。

ただ私は、「英語を使える」ということ自体を一つの大きな技能ととらえています。

その下にそれを育てるための4つの要素があり、さらにその下にもそれぞれ必要な要素がある階層構造考えています。

その階層構造という意識が英語の学習にどういうメリットがあるのかをこの記事でシェアしたいと思います◎

英語力とは技能だ

技能――――物事を行うための技術的な能力のこと。経験的に蓄積されるもの。複数の要素が結びついて成り立つ複合的な力

こんな風に定義できるかと思います。

冒頭で書いた通り、私は英語を使えること自体が一つの技能だと思っていて、それを支える要素を繰り返し経験することによって身につけていくものだと考えています。

英語技能を育てるための4要素

私は「英語を使えること」という技能を支える要素として次の4本柱を考えました。

知識=『覚えるもの』:ストックとしての語彙・文法・文化等の背景知識…

技術=『使うための手段』:読む・聞く・話す・書くという操作チャンネル。出力の手段。

情報=『知識を使って把握、応用するもの』:流動的な意味把握、知識を使う力

運用=『落とし込むための作業』:実際に使って育てる場

こんな形で私なりの定義をしました。(技術カテゴリーの4要素関しては技能でもありますが、手段ということで技術としました)

カテゴリーの名称はともかく、この4つは実際に使う上で同等に重要なことです。


「そりゃそうでしょ」
「そんなことはあとから考えること」

という意見もあるかと思います。

いわゆる『読む書く聞く話すの4技能を鍛えるには…』というのはあくまでも手段。

ですが、結構こう言った手段に意識を引っ張られがちで、目的や全体像がぼやけてしまうことがよくあります。

これが学習を進めるうえで目先の作業を増やし、心理的な負担になりやすいなと私は感じています。

その負担を減らそうというのがこの4つにカテゴライズした理由です。

4要素が必要なのは、できる限りやる気をなくさないため

そもそもこの4要素は、「英語を勉強するときにやらなければいけない事をカテゴライズしてみたら大体この4つに収まった」もの。

例えば知識カテゴリーでいうと、カテゴリーに語彙・文法・背景知識などなどの要素が含まれます。

実際勉強するときに「ああ単語を○○個覚えなきゃいけない」「文法も覚えなきゃいけない」「イディオムも、構文も背景知識も…○×△□」といったように、4つも5つも作業がありますよね。

それだけたくさん考えることがあると得手不得手も出てきて、だんだん「やりたくない」といった気持ちも顔を出し始めます…苦笑

でもそれらをまるっと『知識(=覚えるもの)』として扱うと、そこに含まれる要素が「全部覚える必要のある同程度に大事なもの」くらいにまで情報が減ります。

つまり、単語を見るときも、文法を見るときも、知識という一つ上のラベルで認識してしまうということです。

こうすることでああだこうだ考える前に「これは知識だから覚えるものなんだな」で終わらせることができます。

要は余計なことを考えずに英語技能を身につけるために、やらなきゃいけない事の細かい情報を削るためにこの4要素を考えました。

私たちは思いのほか余計なことで脳の容量を使っています。それを避けるための4要素なのです。

このカテゴリーで扱うこと

とはいうものの、ここまで書いた内容を読んでくださった方の中には、まだ「それがなんだ」という方が多いかと思います。

さらにやることを増やされたようでうんざりした方もいるかもしれません。
ただ、このちょっとした階層構造への意識で実際の学習は格段に楽になります。

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…」「これはやりたくない、しんどいな」といった余計な思考の段階が一つ減ってやるべきことに直行できるから

頭の中がクリアになり、すっきりした気持ちで学習を進めることができる感覚をぜひ味わっていただきたいです。


第3カテゴリーではこういった「おうちで英語脳を育てるための学習構造」について取り扱います。

多視聴多読などの具体的な方法論をどうして推しているのかなどなどをシェアしていければなと思っています◎

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