独学でも身につく!効果的なスピーキング練習の順番とは?

4. 英語脳を作る

スピーキングの練習って、なんとなく始めていませんか?

特に独学だと、

  • スクリプトを声に出して読む
  • シャドーイングだけやってみる

……など、ワンパターンになってしまいがちですよね。

でも実は、スピーキング力を独学で高めるためには、「会話中に無意識でやっていること」をあえて意識に上げることがとても大切なんです。

会話を成り立たせる“複数のタスク”を分解して、それぞれを意識的に練習することで、ひとりでも段階的にスピーキング力を育てることができます。

この記事では、そんなぴぴ式・独学でもできるスピーキング練習の順番と方法をご紹介します。


「話せるようになるための道筋」、見えていますか?

普段、日本語で会話をしているとき、私たちは何を意識しているでしょうか?

多くの場合、意識に上がっているのは「話の内容」だけ。
でも実際には、私たちは会話中にたくさんの情報を“無意識で”処理しているんです。

  • 話の内容を聞くこと
  • 相手の声のトーンや間
  • 表情・しぐさを見ること
  • 自分の思考をまとめること
  • 発話のタイミングをとること…
  • 実際に発話すること

英会話とは、この“マルチタスク状態”を英語でこなせるようになることとも言えると思います。


🧠 ぴぴ式スピーキング練習のステップ

会話中のマルチタスクを、いきなり再現するのは難しい。
でも、それをタスク分解して段階的に身体になじませていく方法をここでは考えてみます。

それが、以下の4つ+αのステップです。

ステップ一覧
  1. 耳慣れ・場面慣れ(インプット)
  2. シャドーイング(音の即再現)
  3. リプロダクション(意味の再構築)
  4. ロールプレイ(即応トレーニング)
    +α. 実践または模擬会話(AI・英会話など)

1. インプット:まずは“受け取れる状態”をつくる

おすすめは海外ドラマの字幕なし視聴。

  • 表情・動き・しぐさ(目からの情報)
  • 音・リズム・声のトーン(耳からの情報)

学習初期は、そもそも英語の情報を受け取れる状態にありません!

だからこそ、まずは大量に浴びて英語を受け取れる状態を作ることから始めます

目安は短期集中で100時間程度。

ちょっと大変な最初のハードルになりますが、頑張りどころです。


2. シャドーイング:「聞いてすぐ言う」発話の筋トレ

音をそのまま“即時再現”する練習。

ここでは意味の理解は後回しでOK。とにかく「口に出す」ことに身体を慣らします。


3. リプロダクション:意味と構造を意識して再構築

短いフレーズを「聞き切ってから思い出して言う」練習です。

元々は通訳者さんのトレーニングだそうです。

  • 内容理解
  • 語順の感覚づけ
  • イメージと内容を結びつける力

を鍛えるのに効果的だなと私は感じています。

英会話力を鍛える練習の場合、再現する文章は一言一句同じでなくてOK!
『内容をイメージして自分で言葉をひねり出す』という訓練がここでの一番大切なポイントです。


4. ロールプレイ:会話の一人になって、即応練習!

ドラマの登場人物になりきり、相手のセリフにリアルタイムで反応してみましょう。

重要なのは本気で予測すること

  • 予測が近ければ、それは“使える英語”がすでに育っている証
  • 外れた場合も、そのズレが記憶に残って調整される

人間の脳は『間違いを記憶する』という性質があります。

本気で予測して大間違いすれば、それだけがっつり記憶に残ります。笑

なり切る(会話の臨場感を感じる)というのは本気で予測するための手段なんです◎


+α:模擬練習 or 実践練習(AI・英会話)

最後に、実際の会話に近い状況に身を置いてみましょう。

  • AI(ChatGPTなど)との対話
  • オンライン英会話などの実践場面

いくら練習を重ねても、「いざ人を前にすると思うように話せない…」
そんな感覚を味わうと思います。

でも、それが“人と話す”ことでしか得られない、最大の学びなのです◎

ここまでの1〜4のステップは、そうした実践の場面を最大限に活かすための準備になります。


まとめ|話せるようになるには「順番」がある

英語は、文章構造がわかったからと言って一気に話せるようになるものではありません。
でも、必要なタスクを意識して順番に練習していけば、おのずと総合的な力も育っていきます。

  • 音を受け取る力
  • 発話に慣れる力
  • 内容をイメージしながら話す力
  • 即座に反応する力

焦らず、順番に、ステップを踏んで進んでいきましょう◎

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