「英語ができない…」その原因、英語力じゃないかも

2. 英語脳を感じる

こんにちは、ぴぴです。

「英語が話せる、使える」というとどんな姿を想像しますか?

どんな質問やトピックにもよどみなく、詰まることなく、ネイティブのように会話のラリーを続ける、そんな状態でしょうか。

それを実現するには、実は単純な英語力だけでは足りません。

人見知りさんが恐怖する、コミュニケーション力の問題が大きくかかわってきます😱

「英語力がないかも…」と悩んでいる方、意外とそこは問題じゃないかも?

外国語を“勉強”してるから忘れがちなコミュニケーションの問題

「わからない」って言えますか?

私はすごく苦手です!

ある程度英語で会話する機会が増えてから気づきました。

「わからない」「知らない」「どういうこと?」「それ何?」「教えて!」

日本語での会話で当たり前出てくる「わからない」という意思表示。

これが英語のコミュニケーションの中ではなかなか使うことができなかったのです。

そして、わかったふり、聞こえたふりをしてしまう。。。

それでもいい場合もありますが、ここでわからない!と明確にしたほうが会話はどんどん深まっていきます。

どうしてこれができなかったのでしょうか…

今でこそ海外ドラマを使って疑似的に英語環境に飛び込むという学習スタイルをとっていますが、もともとは私にとっても英語は学校のお勉強がメイン。

要するに、「こう来たらこう返す」といったような、ある程度決まった枠組みの中に会話を落とし込もうとする癖があったのです。

定型文や構造といった枠組みは本来効率的に学習するためのものですが、いつの間にか現実をそちらに合わせていくような逆転現象が起きていました。

センスの問題にすり替えがちな、「知っている」という無自覚の落とし穴

大人は少なくとも6年以上は『英語の勉強』をしたことがあります。

どんなに英語に興味がない人であっても、英単語やフレーズ、文法には一通り触れたことがあるはずです。

英語を勉強している人ならなおさら自負があるでしょうし、積み重ねた知識や努力への信頼もあると思います。

ですが、逆にこれがコミュニケーション上の落とし穴になることもあります。

特に「こう来たらこう返す」というようなフレームで会話をとらえている場合、実際の場面ではイレギュラーだらけです。

無自覚の「知っているはず」が、目の前の知らない事への反応を遅らせてしまうことは本当にたくさんあります。

下手をすると「自分にはセンスがない」といって自信を無くしてしまうことにもつながりかねません。

目の前では常に新しいことが起きている

同じ日本人同士であっても、日本語であっても通じないという経験は誰もが一度はしたことがあるんじゃないでしょうか。

例えば普段交流することのない世界の人と会話するとき、趣味が全然違う人と話すとき、同じ分野であっても、初心者とベテランじゃ使う言葉も違ってきますよね。

特に人見知りはここで心が折れている人も少なからずいるかと思います…。

こうしたとき、はじめは必ず『新しい世界へのすり合わせ』から入るしかありませんよね。

「自分は目の前の相手のこと、その人の背景にある世界を知らない」


この前提があるからこそスムーズにいくコミュニケーションがたくさんあります。

英会話の場合も同じです。

なまじ「知っている」という意識があると、それがフィルターとなって実際の情報を拾いきれません。

だからこそ「自分は常に新しい状況に接している」という風に認識をセットしておくことがとても大切です。

自分の持っている力を疑うことなく、目の前のコミュニケーションから新しいことを学べる状態を保てるからです。

私が多視聴・多読を推したい理由もここにあります。

まとめ:目の前の状況から常に学べる状態を目指そう

これは、私自身が今も課題として感じていることなので、書くかどうかでとても迷いました。

ただ、自分だけでなく周囲を見ていても

  • コミュニケーション力があるのに「英語力がないから」と小さくなってしまっている人
  • 勉強しているのにパニックになって自信を失っている人
  • 自分には語学のセンスがないからとあきらめてしまっている人

をよく見かけます。

そこに共通して、『英語を“知っている”はず。なのに、できない』という認識があるように感じてこの記事を書きました。

『知っていること』は大きな武器ですが、実は足かせにもなりえます。

それがフィルターとなって、知らない情報=いらない情報と判断してしまう癖が脳にはあるからです。

語彙やフレーズ、文法構造などの勉強はもちろん大切ですが、現実から得られる学びの機会を制限してしまっては元も子もありません。

そういう意識を育てるという意味でも、多視聴・多読は、英語環境が限られる独学勢にとって、とても頼れる相棒になります。

いつもの勉強で「なんだかうまくいかないな…」と感じている人は、ぜひ一度やってみてください。

英語との向き合い方が、きっと少し変わってくると思います。

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