今だからこそ面白い90年代のカルトアニメ『serial experiments lain』を見てほしい

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『serial experiments lain』とは今なお国内外のコアなファンを抱える90年代のカルトアニメです。
実は私が小学生の時にすでに出会っていたのですが、サイコホラー/スリラーとも噂されたこの作品にビビッて足を踏み出せずにおりました。
それがこの自粛期間についに22年の時を経てドはまり! 3周目に突入を前に(笑)その魅力をわかる範囲で書き出してみたいと思います!

 
 
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アニメ版serial experiments lainは暗いけどホラーじゃない、SFだ!(ホラー嫌いな人もきっと大丈夫!)

『serial experiments lain』とは?

1998年にゲーム・雑誌連載・アニメと共通の世界観を持った作品が同時にリリースされた、当時としては珍しいメディアミックス作品です。
元々はゲーム版が本家で、アニメは販促という位置づけだったそうな。
テーマや演出手法など実験的な作品ではあるものの、今なお国内外に熱狂的なファンを持ち、カルト的なアニメとして支持されています。

ゲーム版が巷の噂通りサイコホラーやサイコスリラーといった作品であるのに対し、アニメ版はむしろSFチック。なのでホラー苦手なひとも大丈夫です!!笑

主人公は内気な14歳の少女・岩倉玲音。
自殺した同級生・四方田千砂からメールが届いたことを機に玲音の周囲で異変が起き始めます。それはやがて現実世界とネット空間・ワイヤードを根底から揺るがす事態へと発展していくのです。

かわいい

『serial experiments lain』のここが見どころ(だと思う)

ここからは感想を交えつつ見どころポイントを書いていきたいと思います。
1,2度見ただけでは理解しきれない情報量がありながら、余白も多く、それぞれに解釈の余地があるこの作品は見始めたらきりがありません。
見ているものを「ちょっと自分でも何言ってるかわからない」と言う状況に陥れもします…
自分自身もまだよくわかっていないので(汗) 整理しつつ、見どころを伝えられたらと思います…!

見どころ1・予言されたテクノロジーの未来

『serial experiments lain』ではテクノロジーの進化で高度に発展した情報社会が描かれています。
特徴的なキーワードが【NAVI】【ワイヤード】
これらはそれぞれコンピューターとネットワーク空間を指し、玲音は自殺した少女・四方田千砂とのメールでの交流を発端にこのワイアードの世界にのめり込んでいきます。

lainには特別な武器やガジェットのようなものは登場せず、基本的には機材も当時実際にあったものがベースになっています。
一方でスマホのような携帯端末やSiriやGoogleアシスタントのような音声認識型のアシスタントAIと思しきものも登場し、ある意味答え合わせのように楽しむこともできます。

そんな中14歳の少女が自室をNAVI部屋に拡張していく姿は圧巻。
下着姿も『静電気で機械をダメにしないため』という合理的な演出であり、派手さはなくともオタク心を絶妙にくすぐる演出になっています。

またlainの世界観のベースには【現実世界と仮想世界の境目がなくなるとき】があります。
テクノロジーの進化で『どこにでもいれる』ようになった人々はワイヤード上で根も葉もないうわさやフェイクニュースを流布しては、また自身がその情報に翻弄されるという現代の社会問題ともいえる状況が描かれています。

ガジェット類もさることながらその本質的な部分に焦点が当たっているのがlainの面白さの一つだと思います

見どころ2・テクノロジーで浮き彫りになる自我や存在という普遍的なテーマ

lainのキャッチフレーズで有名なのが【ワイヤードに遍在する】というもの。
これはネットの台頭で『どこにでもいれるようになった人々』を表し、同時に岩倉玲音という少女の存在にまつわる秘密を紐解くキーワードでもあると思います。

現実と仮想現実の境目が曖昧になったとき、自分自身の存在とは何か?なにをもってリアルと定義するのか?といったジレンマが、あくまでも玲音の主観的な視点で描かれているのが特徴的。

そんな玲音は一体何者なのか?という疑問は物語の終盤まで謎のままですが、当時流行った(?)心理学や哲学、宗教、またネットインフラに関する陰謀論なども交えながらその正体に迫っていく過程に引き込まれること間違いなしです。
玲音自身も知らない彼女の正体が明らかになるとき、彼女が下す選択も見ものです…

(劇中で触れられている言葉は避けますが、玲音は玲音であり、みんなであり、神様のいないワイヤードは主観の集合として描かれているのかなあなんていうのが今のところ無理くりひねり出した感想です。爆)

見どころ3・今だからこそ新鮮な90年代のアングラ感

lainが放送されていたのは1998年。
何のアニメかはわかりませんでしたが、当時この変わったビジュアルの女の子のイラストにくぎ付けになったのを覚えています。

このころはまだ家にコンピューターがあるおうちもそう多くなく、ましてやネット接続も今のように容易ではありませんでした。
我が家にもごついパソコンがありましたが、ネットは従量制で電話も使えなくなるため制限時間はなんと5分!
常時接続できるようになるまでは、現実とネットには明らかな境界があり、かなりおっかなびっくりの体験だったのを覚えています。

lainの中で描かれているのは常時接続された現代のような世界観ですが、機材が当時のものであることもあり、ネット黎明期の未来への期待や不安やと言った熱量を感じられるような気がします。

また当時はネットは「怖くて悪意のある場所」という、いわゆるアングラ的な認識も今以上にあった気がします。
劇中では謎の組織・Knights(ナイツ)と玲音の交流を通してネットの光と闇が描かれますが、あの空気感は確かに当時あったもののように感じます。
当時を知っている人には懐かしく、また知らない世代の人には逆に新鮮に映るのではないでしょうか。 私は両方感じています。

ダイヤルアップ接続音
昔も怖かったけど今聞いても怖いなあ

結論・とりあえず見て!

今回書いてみてまとまり切らなかったのは明らかです!笑
話のテーマが難しいだけでなく、音の演出などもかなり凝られていて、そうそう簡単には読み解けないような作品です。
ネタバレするもしないもどこから触れていいのか、そもそも理解できているのかすらわからないのが正直なところです!

一度見ただけでは絶対に理解しきれず、なんならゲームや関連書籍、ネットに転がっているファンたちの解釈や脚本をされた小中千昭さんのブログなども漁り読みながら、気が付いたらlainの世界にはまり込んでいるというなんとも恐ろしい作品だということは言えます…。

人を選ぶ作品ではありますがハマる人はとことんハマる世界観。
まだ見たことのない人はぜひぜひご覧になってみてください!
(そしてこの記事いつか書き直すと思う!笑)


『serial experiments lain』はU-NEXTで配信されています。

 

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